一筆箋

便箋とは違い、細長い短冊状の一筆箋は、文字を書くスペースが少ないため、気軽に感謝の気持ちを伝えるのに便利です。「贈り物に一言添える」「添付書類に一言添える」。メールやSNS等デジタルなやり取りが増えている昨今、手書きで丁寧に書かれた一筆箋はデジタルにはないやさしい気持ちを伝えてくれます。

一筆箋はお中元やお歳暮、母の日や父の日など贈り物と一緒に日頃の感謝の気持ちをしたためて・・・。借りていたもの返すなど、お礼やメッセージなどを添える、仕事などで送付する物に添付するなど、色々な場面で使われてきました。縦書きで和のデザインのものが多かったですが、横書きタイプのものなども増え、デザインもカジュアルにポップにと 、より気軽な伝言や、お菓子などのおすそ分けに一言添える、メモ帳の代わりになど、より気軽に使われるシーンが増えています。

背の部分で1枚の表紙を糊付けする「くるみ製本」とは違い、「片くるみ製本」は厚い台紙に表紙を糊付けします。細長い一筆箋ですが、厚い台紙のおかげで全体がしっかりしていて、表紙も大きく開くので書きやすく、表紙も背に糊付けされていないので書き終わった用紙も簡単綺麗に切り離すことができます。