※FSC森林認証紙を使用した「オリジナルメモ帳」は、ロットにより納期を通常よりも長くいただく場合がございます。詳しくはお問い合わせください。
FSC森林認証紙
FSC森林認証制度とは?
FSC森林認証制度は世界中で森林破壊が進行する中で、木材を上手に使いつつ森を守っていこうという目的で出来たのが森林認証制度です。
この制度は、大切な森林を守るため、「森が健全かどうか」、「森が正しく管理されているか」、「森に働く人たちの暮らしがまもられているか」などを世界的 な基準で審査し、そのような森林から産出された木材・木材製品に独自のマークをつけ、認証を受けた森林から来ていることを保証しています。
つまり、FSCマークがついた商品の履歴をさかのぼると「適切な管理」が行われている森林にたどりつきます。 世界ではいくつかの森林認証制度がありますが、FSC認証制度はその代表的な制度で環境保護団体、木材関連企業及び先住民団体が設立した制度です。
また、世界的にも評価の厳しい、環境保護団体WWF(世界自然保護基金)が支持している森林認証制度です。
森林認証紙が注目を集めているのはなぜ?
これまで「環境に配慮した紙」とは、「古紙を多く使用したもの(究極的には再生古紙100%使 用)」と理解されてきました。 しかし・・・・
1.日本は世界トップレベルの古紙回収率と消費率を達成
2.古紙の再利用には限界がある(パルプ繊維が短くなり紙にコシがなくなる)
3.再生紙の製造には、実は環境負荷が掛かっている。(「京都議定書」で地球温暖化の原因とされている、石油などの化石燃料由来の二酸化炭素が多く発生する)
といったことから、時代は「古紙の配合率の高さ」よりも「環境に配慮したバージンパルプの使用」へと主眼が移ってきたのです。つまり、森林認証材から作ら れた紙は「環境に配慮した」といえるのです。
FSCとは
Forest Stewardship Council(森林管理協議会)と呼ばれている組織で「森林認証制度」を運営する非営利、非政府の国際組織です。設立は1993年で、本部はドイツのボンにあります。
FSC森林認証には、2つの認証があります。森林を対象としたFM認証(森林管理認証)と、製造・加工・流通を対象としたCOC認証(加工流通過程の管理認証)です。
世界での森林認証状況は2011年12月現在で以下のとおりです。
FM認証は世界80ヶ国で1,074ヶ所、日本では33ヶ所。CoC認証は世界で21,879件、日本は1,130件で、国別ではアメリカ、イギリスについで日本は第7位です。
FSC森林認証紙の意義とメリットは?
企業のCSR(社会的責任)が問われる中、紙製品についても違法伐採材を使用しないこと、地域社会と調和を図っていることなど環境、社会、経済に配慮した製品が求められています。
森林認証紙が増えることは、木材生産地にとって、森林保全が進むことになります。 森林認証紙を使用する企業にとっては、合法性が保証されているため安心して使用できるのみでなく、間接的に適切な森林管理を支援することになり、CSRにも合致することになります。
すなわち、FSC森林認証紙は以下の条件を満たすことができるといえます。
・適切な森林管理を支援できる
・企業のCSRの一つ(違法伐採排除、循環型社会への貢献)
ここ数年、食品関連を中心に「トレーサビリティ※」を謳う企業が増えてきました。木材にとっても、「トレーサビリティ」は重要なことです。日本に輸入されている木材製品の一部は違法に伐採されたものだと言われているからです。 FSC森林認証紙は、違法伐採や管理されていない森林からの木材を使用していないことが明確になっています。 つまり、FSC森林認証紙は「消費を通じて森を守る商品」なのです。
※トレーサビリテイとは、「商品の原材料等の流通履歴が確認できること」。
大日三協はFSC(CoC)森林認証を取得しています。
FSCは違法伐採などで減りつつある森林を健全に保ち、森林管理を促進しています。 私たち大日三協株式会社は、環境保全の観点からこの世界の森林保全に少しでも貢献したいと考え、2008年1月、FSC森林認証(CoC認証)を取得しま した。 (認証番号 CU-COC-808721)
大日三協(株)が運営するオリジナルメモ帳製作サイト『メモ工房』では、FSC認証マーク付きのメモ帳・ノート・カレンダーなど紙製品のノベルティ・販促グッズを製作できます。地球の自然を守るため、環境に配慮したFSC森林認証紙の普及に努めていきたいと考えております。
FSC®認証紙について問い合わせる