拘りのメモ帳

紙問屋：大日三協【メモ工房】が造る、『拘り』のメモ帳。

【メモ工房】の大日三協株式会社は、紙問屋として昭和36年創業いたしました。以来、50有余年。『紙』と共に、『紙』のスペシャリストとして歩んでまいりました。

その紙問屋がつくるメモ帳には、用いる『紙』への拘りがあります。

また、紙に精通した紙問屋ならではの、紙の特性に合った独自の製造方法の開発にも積極的に取り組んでまいりました。このページでは、大日三協【メモ工房】のメモ帳に使用する『紙』について、また、こだわりの製法・材料について詳しくご説明いたします。

メモ帳に使用する『紙』について

すべて国産品

大日三協【メモ工房】で製造するメモ帳には、すべて国内主要製紙メーカーの生産する国産品を採用しています。銘柄も各メーカーを代表する主要銘柄で、安定した品質の商業印刷洋紙です。大日三協【メモ工房】では、それぞれのメモ帳に最適な特性の銘柄を選択して使用しています。

メモ帳は『紙』の塊です。調達能力が、品質、コスト、スピードのすべてに大きな影響を及ぼします。品質の揃った『紙』をタイムリーに且つ大量に、しかも最も合理的コストで確保/調達するノウハウは、正に紙問屋ならでは。銘柄レベル、抄造/生産拠点レベルまでの情報収集ノウハウで、最適な調達、デリバリー、保管、取扱いを実現しています。

日本製紙株式会社	しらおい上質紙
王子製紙株式会社	ＯＫプリンス上質紙
三菱製紙株式会社	金菱上質紙
北越紀州製紙株式会社	キンマリＳＷ上質紙

参考：しらおい上質紙の特性

日本製紙株式会社の上質紙代表銘柄、国産品
表面：白くて手触りはツルっとしている。
裏面：表裏面は差はほとんどない。
白色度：85％
蛍光塗料が入っていないので、屋内外問わず白の見え方があまり変わらない。
保存性に優れた中性紙

こだわりの『特注紙』

特に、大日三協【メモ工房】の主力製品であるブロックメモでは、最適な仕様を製紙メーカーにオーダーし、ブロックメモ専門用紙として、特別に抄造（しょうぞう）を依頼しています。 ※抄造（しょうぞう）：紙の原料をすいて紙を製造すること。／紙料から紙を漉（す）くこと。

ブロックメモ製本サンプル

こだわりの製法・材料

＜その1＞【こだわりの糊】

大日三協【メモ工房】のメモ帳は長年の試行錯誤の末に導き出した自社配合の特別な糊を使用しています。

特殊なものを除いて殆どのメモ帳は、糊で綴じられています。大日三協【メモ工房】のメモ帳は、この『糊』についても、一般商業印刷の製本用の汎用品ではなく、特別な自社配合品を作り使用しています。

メモ帳を使ってみるとわかりますが、糊の特性はメモ帳の品質を左右するとても重要な要素です。糊が固すぎるとメモが切り取れなかったり・・・使っていくうちに糊の部分だけ壁のように残ったり・・・。また、弾力性がないと割れたり・・・。

大日三協【メモ工房】のメモ帳は、『糊』を追求しています。

メモ用紙を綴る糊は、ばらけ難く且つ、剝がし易くなければいけません。大日三協【メモ工房】の「ブロックメモ」は最大で高さ10㎝（約1000枚綴り）。その厚みでも、途中で割れることなく最後まできれいに使うことができます。

大日三協【メモ工房】のメモ帳のノリ綴じ面は、柔軟性があるのにべたつかず、表面はサラッとしています。また、アラビア糊のような黄ばみもなく、他の側面と同等の白色度を保持し、また、ぎらついたテカリのない上品なマット系の仕上がりです。糊塗りの工程も自社工場で自社開発の治具と熟練スタッフにより施工しており、塗り斑の抑えられた高い平滑度を実現しています。このノリ綴じ面の優れた品質によってはじめて、絵柄を限定することなく、４側面に高品位のプリントを施すことができるのです。